みっち の おもひで

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観劇・映画・小説などなど。折りに触れて思い出せるように…

2021年本屋大賞ノミネート10作品読んでみた

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毎年恒例の本屋大賞ですが、最近はノミネート作品が発表されてから大賞発表までに10作品読み切って、順位予想なんかやってみたりして楽しんでます。今年は割と読む時間も取れたので、2次投票締め切り前に読み終えることができましたよ(´▽`)
わたしは本屋さんじゃないのでね、投票するわけじゃないですけどね、まぁいいじゃないですか。投票する書店員さんだと、普段から読んでいてノミネートの中でも既読がある場合があったとしても、1次投票結果の発表(ノミネート10作の発表)から1カ月で2次投票ですからね、なかなか全部読もうとすると大変です。投票結果は4月に発表されますが、ノミネート以外でも投票された作品は本の雑誌で公表されています。
昨年のはコチラ
www.webdoku.jp

本屋大賞って??な方はこちら⇒本屋大賞とは | 本屋大賞

では、1冊ずつ見てみますか。

 ノミネート10冊

『犬がいた季節』伊吹有喜(著)双葉社

高校に迷い込んだ子犬が、そのまま飼われ、その高校の3年生18歳の高校生が犬と一緒に暮らした時代を昭和から令和までを描いた作品。
高校3年という、大事な選択をするというタイミング。進学・就職やその時代にあったことに触れながら、精一杯を生きて進んでいったみんなをコーシローと名づけられた犬の目線を入れながら物語は6つの時代を切り取ります。昭和63年度・平成3年度・平成6年度・平成9年度・平成11年度・令和元年、犬の成長や老化や寿命も意識しながら、そのときそのときの高校生は甘く切なく高校生活を送っていて、旅立っていった卒業生もそのときをしっかり生きている。時間が経ったらあまり思い出さなくなることも、ふと再会するだけで思い出し、その瞬間には高校生に戻れるというのが、昭和~令和までのひとつの高校を舞台にすることで見えてきます。自分だったら、、、そんなに簡単には同じように振る舞えないかなとは思うものの、そんな明るい世界があっていいじゃない?って疑似体験させてもらえたかのようです。そして、とにかく犬のコーシローの言葉遣いが暖かくて愛おしくて。時代ごとに世話をする高校生にはコーシローの気持ちや言葉は伝わっていなくても、そこに居るってことが、きっと繋いでくれたものがある気がします。
youtu.be

『お探し物は図書室まで』青山美智子(著)ポプラ社

小学校に隣接されたコミュニティハウスにある図書室。そこにいる司書さんが、とっても個性的。本を借りていく登場人物が色んなものに例えるのですが、それが面白くて。いったいどんな人よ?って。「穴で冬ごもりしている白熊」「ゴーストバスターズに出てくるマシュマロン」「ベイマックス」「らんま1/2のパンダ」「正月で神社に飾られる巨大な鏡餅」...ずいぶんな言いようである。。。そんな司書さんが常に羊毛フェルトで何か作っている = 針でぶすぶすフェルトを刺しているwww のだからなかなかに恐怖(笑)。しかも突然「何をお探し?」無愛想にと問うてくるのだから、その場にいたら((( ゚Д゚)ってなりそう。登場人物はこの司書さんに本を探していると相談し、いくつか本を見繕ってもらいますが、その中にいつも直接関係ない本が入っています。エクセルの勉強するのに『ぐり と ぐら』すすめられたり。そして付録として羊毛フェルトの何かをプレゼントしてくれる。
その大きくて白い司書さん?がレファレンスでオススメしてくれた一見関係のない本が、日常に悩んだ登場人物たちにとって大きな意味を持ってくるのですが、それは司書さん曰く「あなたが自分で必要なものを受け取っただけ」。羊毛フェルトの付録の選び方も「てきとう」かっこいい言い方にすると「インスピレーション」。わかるような、わからないような(笑)1冊の本がきっかけになってくれたらって思って真剣に選んでいるんだろうなと思います。それを長いこと続けているとベイマックスみたいになれるのかな( ̄ー ̄) この本はやさしいのと同時に厳しい話だとも思う。結局は自分で見つけていかないといけないって、、でも助けやきっかけは近くにあるってことかな。

ちなみに、、、図書館ではレファレンスというサービスがあるということは知っているでしょうか。有名なのかな?正直わたしは、図書館で本を借りるときに使ったことないし、存在を知ったのも図書館戦争読んでからなんですが。もし、知らなければ一度調べてみると面白いかもしれません。事例集とかでは、なかなかに突飛なレファレンスが見つかったりします。本屋さんでも質問に答えてくれるとは思いますが、図書館のは正式なサービスとしてありますので是非。ただ、あんまり変な内容だと司書さんを困らせちゃうので気を付けて。
www.webasta.jp

 『推し、燃ゆ』宇佐見りん(著)河出書房新社

芥川賞も受賞した本作。「推しが燃えた、ファンを殴ったらしい」から始まるのが衝撃的。現役大学生が書いているのもあるかもしれないけれど、推しを推すということについて、"今"をありありと切り取っているように感じました。今の時代への解像度が非常に高い。ただ好きという言葉では表しきれないほど大切なものに対して、そこへの距離感・関わり方について悩むことって結構あると思うんですよね。みんなないのかな?わたしはある。というかあるからこの本がこんなに話題になっているんだと思う。この中での「推す」ということを説明するバランス感覚もよいなと思っていて、その形は様々で「恋愛的に好きで作品には興味がない人」「リプライを送るなど積極的に触れ合う人」「作品だけが好きでスキャンダルなどに一切興味を示さない人」などなど。主人公あかりのスタンスは「作品も人もまるごと解釈し続けること」。実際に色んな人に触れるとわかる、本当に推し方って様々で、けっこう理解できないものまでほんとに多様なんだなって実感もある。そんな"今"が克明に刻まれている作品だなって思います。芥川賞関係の本って読むと毎回そうなのだけど(そんなに読んでないけども)なかなか読み終わった後の拠り所のない感じが気持ち悪かったりして。いや、どちらかというとこの本は前向きさがあるなと思うけど、う~んなんとも。。。(ちなみにどうでもいいけど、あんまり「推す」って言葉は使いたくない派です(・∀・))
推しを推すってことにばかり注目してしまいがちだけど、あかりのことについては繊細に見てみる必要はあるなと思っています。「保健室で病院の受信を勧められ、ふたつほど診断名がついた」。ここの部分って全体を通しても大事だなと思う。明確な診断名は明かしていないけど、そこは想像して補わなくてはいけなくて、でも何かコレと決めつけることも違うような気もして。たぶんそんな余白も含めてあかりという存在の生き方を見つめてみるとよいのかなと思います。
受賞会見も是非。この診断の話もあります(22:20~くらい)。

 youtu.be

『オルタネート』加藤シゲアキ(著)新潮社

こちらは直木賞候補になった作品。著者はまぁ有名どころですね。アイドルと小説家の2足の草鞋って単純にそれだけですごい。かなり前から小説書かれていることは知っていたし、本作も本屋で平積みされていたので存在はしってました。本屋大賞ノミネートされたということで初めて触れた感じです。
内容としては高校が舞台になっていて、その高校に通う生徒を中心に3つのパートが交差しながら進んでいきます。特徴はやはり「オルタネート」という高校生限定のマッチングアプリSNS。実名で登録しなければならず、中退だとしても高校生でなくなれば使えなくなるアプリ。どうしても「オルタネート」を使う気にならない新見容。「オルタネート」を信奉し積極的に利用する伴凪津。高校を中退してしまったため弟の「オルタネート」で旧友に会うため上京する楤丘尚志。実際にあってもおかしくないアプリが存在している世界の中で、使っていることが当たり前の高校生活で、それぞれの生活がリアルでスピード感もある作品です。題名にもなっている「オルタネート」は現実にはないけれど、読み終えた感想としては、SFでは決してなく、たまたまそこにあったSNSが「オルタネート」だっただけだなと、高校生が高校生としてその時必死に生きている空気が伝わる青春小説だなと思います。自分だったらオルタネート使ってるかな?たぶんアカウントだけ作って何もしないパターンな気がする・・・
加藤シゲアキ『オルタネート』新潮社公式サイト

『逆ソクラテス伊坂幸太郎(著)集英社

ノミネートは普段からよくされているし、有名すぎるくらい有名だし、なんだけど結局あまり触れてこなかったんですよねぇ。で、読んでみて意外と印象が一番薄いかも?面白いですけどね、インパクトはそこまでかな。
表題作と他4作の短編になっています。どれも弱い立場から敵?に対してちょっと斜め上から攻めてみようって感じ。どうしたって感じてしまう他人との差を、どうしたら今より少し生きやすくなるかって。そのためには少し嘘ついたり、本当のことは伏せていたり。別にそれって悪いことじゃないよね。いつもぱっとしないと思っている人でも、きっとそればかりじゃなくて、見えてない面はあるよね。いずれも小学生が主人公になっています。子どもの頃は、なんだか変な正義感があってみたり、でも実際はそんなに悪いことって多くなかったり。大きな事件があるわけじゃないけど、そこに居る人たちからしたら大きな事件で、真剣に、そしてちょっと姑息になったりしながら逆転しようと頑張る。真正面じゃないかもしれないけど、生きにくいときに応援してくれるような物語かなと思います。
www.shueisha.co.jp

『この本を盗む者は』深緑野分(著)KADOKAWA

今年のラインナップではわかりやすくファンタジーなのがこの作品。
母親に読み聞かせしてもらっていたナルニア国物語が面白過ぎて、読み聞かせの時間を待てずに自分から読み始めたのが私の読書習慣の始まりなもので、このタイプのファンタジーは大好物です!ナルニアとか、はてしない物語とかもそうですが、「行きて帰りし物語」が好きで、帰ってきたときには特殊な状態はなくなっているけれど、その世界を体験した後では少し前とは変わっているというのがね、夢があるじゃないかと。そんな気持ちを思い出させてくれました。
あらすじが↓です。

書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。
“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”
本の呪いブックカースが発動し、読長町は侵食されるように物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り、世界が元に戻らないと知った深冬は、私立探偵が拳銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて――。

深緑野分『この本を盗む者は』特設サイト | カドブンより

はい。もうね、このあらすじからね、ワクワクしますね。本盗んだらブックカースにかかるってもう(*ノωノ)。ブックカースが発動する度に現れる少女がいたり、じゃあその少女は誰なのかとか。この作品の珍しいところは、異世界を旅するってことだけではなく、深冬の住む読長町自体がブックカースによって本の世界に変わっていくってこと。近所の学校の先生が探偵になったりとか、一度は夢見ますよね!っね!(`・ω・´)その設定たまらん。あとはどれだけ、その不思議な世界に浸かれるかですね。子どもに戻った気持ちで読みましょう。
(突然語彙力なくしてる感満載になってきた・・・) 
kadobun.jp https://photos.google.com/photo/AF1QipM1AhwNE6cvbntMLFRQdQmpUltXg2cbO1w-UNXLちなみに、まるで御倉館にいるような体験ができるのが角川武蔵野ミュージアムの本棚劇場。紅白でYOASOBIが歌った場所なので話題にもなりましたね。

 中はまだ入ったことないのですが、外観と特集をどうぞ。
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kadobun.jp

『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ(著)中央公論新社

2020年で一番話題になってたんじゃないかな?ってくらいの本作
読書メーター OF THE YEAR 2020 1位
・王様のブランチ BOOK大賞2020
すごい。。。
その前の年の本屋大賞が『流浪の月』で、このときは社会の空気とかも含めて、自分たちは幸せで直接他人に迷惑かけていないのに、なんでそんなに攻撃してくるの?放っておいてよ!って感じがあったような気がしていて、その形が『流浪の月』には表現されているなと感じていました。じゃあ今回は?ってなったときに、『52ヘルツのクジラたち』がアンサーになっているような感覚を持っています。
人と関わるなら傷つけることも傷つけられることもある、それでも出会って、良いことも悪いことも抱えて生きていくんだってことが物語で見せつけられた作品です。正直前半読んでいるときはかなりきつい。小さい田舎の空気、家族からの虐待、母親には「ムシ」と呼ばれる子ども。本当に読んでいくのが苦しかった。でも、大なり小なり現実にはあって、ニュースなどでは見かける話で。じゃあそこを少しでも良い方向にするためにはどうしたらよいかって考えると難しくて。この物語で教えてもらったのは、ただ近くにいて、その人なりの52ヘルツを聞くこと。それが始まりなんだってこと。きっとその52ヘルツは簡単に聞こえるほど大きな音ではなくて、すぐに受け取れたり変わったりできるものでもないのだと思います。物語の最後には救いがあります。でもその救いは、主人公たちがものすごい考えて苦悩して、やっとたどり着いた答えです。それだけ時間をかけることも労力もなかなかできることではないけれど、きっと52ヘルツを聞こうとしない人生よりずっといい。

おかあさんが、大好きだった。

人生を家族に搾取されてきた女性と、
母親に「ムシ」と呼ばれている少年。
愛を欲し、裏切られてきた孤独な魂が出会い、
新たな物語が生まれる。

「52ヘルツのクジラ」:他のクジラの鳴き声とは遥かに高い周波数で鳴く「世界でもっとも孤独な鯨」とされる個体

52ヘルツのクジラたち|特設ページ|中央公論新社より

www.chuko.co.jp

『自転しながら公転する』山本文緒(著)新潮社

たぶん今回のノミネート作で一番長い。でも読んでみたら納得する。こんなに丁寧にひとりの女性について書いていたら、文量なんていくらでもいくよなって。そのまんま自分に当てはまるとかってことは、そんなに多くないかもしれないけれど、次第に都という女性が身近な人に感じられるようになります。読んでいてもあんまり小説読んでる感覚じゃなかったですね。もはやドキュメンタリー。都が経験することは、きっと誰かが経験してきたことで、ほんの少しフィクションが入っている感じ。職場の人間関係、パワハラ・セクハラ、家族の体調不良、親の買ったマンション、恋愛・結婚、30代に起きそうなことはいっぱい詰まっていて、でも実際全部起きていたら大変ですね。。。そこをじっくり丁寧に書かれているから、読んでいて自分事にできるし、ちょっと他人の人生覗いている感覚になります。
プロローグとエピローグは単行本化にあたっての書下ろし。ここがいいスパイスになっているなと思います。ちょっとだけ叙述トリックになっていて、本編読んでても少し気にかけながら進めていって、最後にはなるほどねって。ちょっと長い小説でもこういう工夫があると先が気になるので、どんどん読めちゃいます。
www.shinchosha.co.jp

『八月の銀の雪』伊与原新(著)新潮社

 研究者っていいなって思うんです。人と話すのが苦手で、人と会うのは好きだけど後でめっっちゃ疲れる。周りに影響されずにずっと何かに没頭していることで仕事になったらいいななんて思っていたころもありました。結局、就職活動してサラリーマンになっちゃいましたが。。。こちら表題作「八月の銀の雪」を含む5作品の短編集です。地球の地殻を研究している学生、博物館でクジラの絵を描く事務員、迷子になった伝書バト、珪藻のアート作家、気象を凧を揚げで研究する人。一見難しそうにも思えていたことも、あくまで自分たちの住む世界の一部であって、ひとつのことを突き詰めている人たちが何故その1点に魅力を感じているのかを知ることで、とても身近な話として受け取ることができるようなお話です。ほとんどの作品が研究ということとは無関係な人たちの目線で書かれています。触れてこなかった人が科学の世界を垣間見たときに何を感じるのか、そんな話が5つ詰まっています。研究っていいなぁ。
shosetsu-maru.com表題作は公開されていますので是非。
www.shinchosha.co.jp

『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう(著)中央公論新社

昨年本屋大賞を受賞された凪良ゆうさんの作品。ただ作風は昨年の「流浪の月」からは異なっていて、今作は終末もの。1カ月後に隕石が地球にぶつかって人類が滅ぶというリアル『ノストラダムスの大予言』です。もし世界が滅ぶことが確定したら?その1カ月はどんなことが起きるだろうって想像が捗ります(笑)。刻一刻と滅びに近づいていく日常がリアルに描かれているので、キレイな話ばかりではなく残酷な出来事も起こります。主な登場人物4人については滅ぶ前から人生に悲観的なのが面白い。

「一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する」

突然宣言された「人類滅亡」。
学校でいじめを受ける友樹(ゆうき)、人を殺したヤクザの信士(しんじ)、
恋人から逃げ出した静香(しずか)、そして――
荒廃していく世界の中で、「人生をうまく生きられなかった」四人は、最期の時までをどう過ごすのか。

滅びの前のシャングリラ|特設ページ|中央公論新社より

この4人が絡み合って最後、滅亡のときに何を思うのか。極限の世界の中で何を大事にして、誰と一緒にいることを選択するのか。宣告された限られた時間をどう過ごすのか。エンタメ色もある読みやすい物語から、じゃあ自分だったらを考えさせてもらえる作品でした。ラストの爽快感もあって、さすがのキノベス1位です。もし、今年も大賞になったら、2年連続!これまでノミネートが複数年続くことはあっても、大賞の連覇はなかったので、それはそれでテンション上がりますね。

大賞予想

いろんな人がしてるみたいに1位から10位まで予想してみようかなとも思ったんですが、それは心の中でやっておきます(・∀・)

ただ、大賞くらいは予想しておきましょう。

 

ドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥルドゥル

 

 

 

ババン!

 

 

 

52ヘルツのクジラたち

 

 

 

じゃないかな~なんて。 
この作品を大賞予想している方多いのであまり新しさはなくなっていますが。。。

本屋大賞に選ばれるというのは、いま書店員さんたちが一番売りたい本ということになります。大賞やノミネート作品以外にもたくさんの作品があって、書店員さんたちが1作品1作品に思いを込めて投票した結果が集まって大賞になります。自分が好きな本はどうだったかなと思ってみたり、普段だったら手に取らないような本にも興味を持ってみたり。多くの物語に触れることができるこの賞が好きなので、来年も一緒に楽しめたらなと思います。10冊読むのけっこう大変だったりもしますけどね( ;∀;)
辻村先生が「かがみの孤城」で大賞を受賞したときの会見での言葉が大好き。

本屋大賞はバトンだと思う。」

youtu.be

では、4/14の発表を待ちます_(:3 」∠)_ 

https://www.hontai.or.jp/